なぜ授業に集中できないのか 2

親が焦らず気長に待つ姿勢で

親が子供が授業に集中できていない事実と原因を受け止められると、こんな効果があります。

まず、子供に対して「成績の低迷は能力のせいだ」という全く誤った理解をしなくて済みます。

また、精神的に成長すれば、やがてクラスメートに追い付ける時がくる

だから、それを促す方策を講じながらその時を待つという余裕が親にできてきます。

一方、子供の方はそんな事情を理解してはいないでしょう。

ですから、成績が低迷したままでは自信を無くしてしまいます。

つまり「成績が悪い=自分には能力がない」と思い込むようになります。

そこで、親はそうではないことを子供にきちんと伝えなければなりません。

「今、成績が振るわないのは、あなたの能力とは関係がない。だから自信を失わなくていい。」

「成績が振るわない原因は、授業に集中できていないこと。そして、それは精神的なものが多分に影響している。だから、もう少し精神的に大人になれたときに、あなたは必ず伸びる日を迎えられる」

このようにメッセージをきちんと伝えるのです。

自信を失えば、精神的な成長も阻害されますし、仮にその時期が来ても勉強を始めようという意欲が出てきません。

一方、子供は誰でも「自分の夢を叶えたい」という意欲は持っていますから、自信さえなくさなければ、必ず自覚して努力を始める時がやってきます。

大切なのは、能力の問題ではないことを納得させて子供が自信を失わないようにすることなのです。

親が焦らず準備を整えて、精神的な成長を待つことです。

 



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