成績低迷の本当の理由 1

成績低迷は能力の問題ではない

今回からは、中学に進学してからのち、子供の成績がいまひとつ低迷している状態の時に、親に何ができるのか・何をしなければならないのか、ということを探っていきます。

中学校に入ると多くの場合、中間テストや期末テストの成績によって学年での順位付けがされるようになりますが、不思議なことにこの順位は、あまり大幅な変動はなく、いったん定まった順位は、ほぼ固定してしまうという傾向があります。

この場合、上位で固定すれば親も子も一応は安心なのですが、下位で固定してしまうと成績を引き上げるのが相当に大変で、厄介なのは成績を上げる方法が分からない場合です。

子供が勉強していないのなら理由は明らかでしょうが、勉強しているのに成績が上がらないという場合には、どうにも理由が分からない、結果として「能力が低い」・「もともと頭が悪い」という判断に傾いてしまいがちです。

でも、これは大きな誤解で、少なくとも授業に集中できていれば、平均点を取ることは、どんな子であっても絶対に可能だからです。

そもそも、中学校の教科書というのは、その学年のどんな子にも理解できる内容としてつくられています。

特定の学力を持つ層を対象としたものではなく、「きちんと勉強すれば誰でもわかるはずだ」ということが前提になっています。

そして先生は、教科書の内容を生徒に理解させるために、授業でかみ砕いて説明されているはずです。

また、中間・期末のテストでは、必ず先生が授業で説明した範囲から問題が出されます。

なぜなら、授業の内容をきちんと生徒が理解できているかどうかを確認することが目的だからです。

そうであれば、授業をきちんと集中して聞いていれば、少なくとも平均点近くの点数は取れるはずなのです。

つまり、「成績がいまひとつ」というのは子供の能力の問題ではなく、「授業をきちんと聞いていない」ことに主な原因があるわけです。

 



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