高い自己イメージを持たせる
自己イメージとは、自分で自分をどう見ているかという見方や見解で、自己イメージの中核にあるのは、自分のことをどれだけ好きかという「自己愛(セルフラブ)」です。
自己イメージは、単にその人が思い描く「自分像」としてのみ存在するのではなく、その人の司令塔のような役割があります。
人は自分の自己イメージに合った「生き方」「職業」「パートナー」「報酬」「仲間」などを選ぶ傾向にあり、このため、高い自己イメージを持った人ほど良い方向へ、低い自己イメージを持った人ほど悪い方向へ進んでしまうことが起こります。
例えば「自分はグズでのろまだ」と思い込んでいた子どもが物事をしっかり要領よくこなすと、「グズな自分が几帳面にやるのはおかしい。こんなのは自分じゃない。」と自分自身に違和感を持ってしまいます。
「自分はグズだ」という自己イメージ(司令塔)が、いつもと違う行動を阻害してしまい、いつの間にかグズでのろまな子どもに戻ってしまうのです。
では「グズでのろま」な自己イメージを植え付けたのは誰かというと、原因の一つに親の厳しすぎる叱責が考えられます。
「お前は何てグズなんだ。決めたこともきちんとやらないで・・・」「一体、この子は何度言ったら分かるのかしら。本当に駄目ね」
こうして親が子どものできないところを指摘して、出来るようにしようとすると、それが子どもにとってマイナスの暗示となり、問題行動を引き起こし、その結果、子どもはさらに厳しい叱責を受け、問題行動を起こした自分に自信が持てなくなり、ますます自己イメージを下げるという負のスパイラルに入ってしまうのです。
いつもご愛読ありがとうございます。
二つのブログランキングに参加しております。
どちらもクリックで応援いただけますと幸いです。
近々で『子供のやる気を引き出す為の10ケ条』のメール講座を開始予定です。
乞うご期待です。
育児に関するカウンセリングを対面・電話・メールで受け付けております。
カウンセリング(コーチング)の詳細はこちら