子供は親の鏡
「子育て」という言葉を聞くと、何となく「親が子供に何かをしてあげる」という感じがしませんか?
しかし、本来の「子育て」とは、「親が子供に対して何かをしてあげる」というものではなくて、「親も子どもと一緒に育っていくべきもの」だと思います。
親も子どもが生まれてきた日に、初めて親となるのですから「子供だけが育つ」のではなく、「家族が一緒に育っていく」という感覚が必要だということです。
そういった感覚がないと、子供に何かがあったときに、子供に対して「自分の思い通りにならない」と感じてしまうからです。
しかし、子供も1人の人間ですから、何から何まで親の思い通りに動くわけでも、動かせるわけでもなく、思い通りに動かそうという発想自体が間違っているのです。
その一方で子供は「親の鏡」だということも忘れてはいけません。
日頃の親の態度や習慣、考え方や精神状態までもが、親が気付かないうちに子供に反映されてしまうのです。
例えば、子供が大きくなるにつれ、親と話さなくなるという話を聞きませんか?
そういう家庭では、親は自分のことを一切話さず、子供のことばっかり聞こうとする傾向にあるそうです。
子供に対して、「もっと親に日頃のことを話してほしい」と思うのなら、まずは親の方が「子供の前でもっと自分のことを話す」ことを実践してください。
その際、「子供を育てる」には、「親も一緒に成長していく」という意識を忘れないようにしてください。
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