子どものやる気スイッチの入れ方

2005年11月5日のアルゼンチン戦のハーフタイムに、選手たちのプライドを刺激した言葉とは?

前回のジェイク・ホワイト氏のエピソードの続きをお話しします。

負けている試合のハーフタイムでホワイト氏はこんな言葉を掛けたそうです。

まず、選手たちに『円になれ』と命じ、それぞれの右の選手を見ろと話した。

『これから有名になる選手をしっかりと覚えておきなさい。

君たちの右隣にいるのは、アルゼンチンに初めて負けて有名になる選手なのだ。』

それだけ言ってホワイト氏は円陣を離れた。

これはコーチングの部類では劇薬に入る。

プライドの『負』の部分を刺激して、選手たちのモチベーションに火をつけたのだ。

結果はどうなったか。

南アフリカは後半早々にトライを挙げ、最終的には34対23で勝利を収めた。

後半、アルゼンチンには一本もトライを許さなかったのである。

大切なのは状況判断

怒るときには勇気が必要です。もちろん、逆効果になる場合もあります。

①チームの流れ、雰囲気を敏感に察知することが大切

②チーム全体が落ち込んでいるときはソフトなアプローチをかけた方がいい

③怒るのは選手(子ども)たちにまだ反発するパワーが残されているとき

➃いつも怒っていては、怒られることに慣れて、感覚が麻痺するだけ

⑤感情的になる場合は、タイミングを見極めなければならない

 

 

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