子どもの能力を伸ばすには 小学生編 11

叱ることはマイナス

問題を解いた後に気をつけたいのは、たとえ子供の点数が悪くても叱らないことです。

叱っても子どもが萎縮するだけで、学力を伸ばすのには全く役に立ちません

問題を解く場合に大切なのは、点数ではなく訂正をきちんとすることです。

子どもが解けない場合には、一度「声を出して」問題文を読ませます。

それと同時に重要な個所を「マルで囲ませる」、「下線を引かせる」などさせてみてください。

これらは、子ども自身に、問題のどこがポイントになっているかを認識させるためです。

子どもは「問題文を読めなかったり、理解できなくて解けないことがある」ことを頭に入れておいてください。

次に子どもがどうしてもわからなければ、今度は解説を親子で一緒に声を出して読んでみます。

読んでいる途中で、子どもが「あっ!わかった」と言ったときは、それ以上解説を読まずにおき、解き直しをさせます。

きれいに解けた問題は、一問一問大きなマルをつけます。

また、解き直しをきちんとできたら、それも同じように大きなマルをつけてください。

問題が解けたことが、親も嬉しいのだということを表情や言葉で伝えながらマルつけをすると、とても効果的です。

大人にとっては何気ないことですが、このマルが子どもに自信をつけさせるのです。

問題集は、全部解くのは量が多すぎて負担が大きいという場合には、奇数ページの問題や奇数番号だけの問題だけを解くという方法でもよいと思います。

とにかく大事なのは、最後のページまで必ず行き着くようにすることです。



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