子供にやるなと言うからやってしまう

注意や指示が必要な時は、肯定語を使う

人間の脳は本質的な意味で「否定語」を認識できないそうです。

「~しない状況」というのを理解するためには、一度「~する状況」を思い浮かべてから、その絵に✖をするような感じになるそうです。

面白い例が載っていたので紹介すると、「右の手のひらを上にして、そこに小さな青いドラえもんが乗っているのを想像しないでください」と言われたら、手のひらの上に乗ってる小さなドラえもんを想像していませんか?

最近よく見かける身近な例は、駅やコンビニのトイレで、トイレ内の表示が昔とは変わっていることに気付いていますか?

以前は、「トイレを汚すな!」「落書きするな!」などと書かれてましたが、最近では「いつもきれいに使ってくださってありがとうございます」などと書かれていますよね。

脳は否定語を理解できないので、「汚すな!」と言われれば、無意識のうちにその肯定形の情報「汚しなさい」を受け取ってしまい、汚したくなってしまうのだそうです。

「落書きするな!」と書かれているところに、落書きがたくさんあるのもそのためです。

子供は特に素直なので、否定語のなかの「否定されていないメッセージ」を素直に受け取ってしまいがちです。

そこで、子供にどのように伝えたらいいのかというと、注意するときや指示するときは、否定的な表現を使わずに、肯定的な表現を使うのです。

例えば、おしゃべりを注意するときは、「しゃべるな」と言うよりも、「静かにしてごらん・集中して話を聞いてごらん」などと言うようにします。

「しゃべるな!」は、しゃべる代わりにやるべきことを具体的に言っていないことも問題ですね。



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