10年前の出来事 シュンスケの場合 Vol.4
今回はNコーチと相撲の大一番を取り終えたところからです。シュンスケは相撲を取って何に気付いたのでしょうか?
彼は自分が本気を出せば大人を驚かせるくらいの力があることに気付いたのです。
ラグビーはボールゲームでありコンタクト(身体をぶつけ合う)スポーツです。
彼は自分の大きな身体を活かすことができる、自分にしかできない役割を持ったのです。
もちろん、ラグビーは試合中は走る場面が多いですし、全速でダッシュもしなくてはいけません。
私は走る練習をするときは常にシュンスケの横で励まし続けました。
泣きべそをかきながら、持久走を走る横で『諦めるな。ここでやめたらアカン。』
そうするうちに、彼の脚力もスピードでは劣りますが走れるようになってきました。
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