まずは子どもの気持ちを聞いてあげる
今日は私の例をあげて子どもにやる気を出させる子育てについてお話します。
私は三人兄弟の末っ子で長男で、二人の姉は7歳と6歳(学年では8年と6年)離れています。
両親は共働きで、祖父・祖母とも同居しており、子どもの世話は祖母がしてくれてました。
そうです、私は典型的な甘やかされて育てられ、姉とも歳が離れているせいもあり、言葉遣いも女の子のようでおとなしい男の子でした。
身長だけは高かったのですが、運動も苦手でしたので、友達ともあまり遊ばず、一人で家の中で遊んでいたように思います。
そんな私に父は、『剣道を習いに行け!!』だとか『ソフトボールに入れ!!』だとか言っていましたが、その度に私は拒否っていました。
そんな父との休日は、キャッチボールをしてもらったり、公園で遊んだりといった記憶は全くゼロ!!
当時、お隣に住んでいた子が、夜に投光器を点けて親子でキャッチボールしてる声を聞くだけで羨ましく思っていました。
私の父は、子育てに関心がないわけではないのですが、いつも遊んでくれるような父ではなかったのです。
しかし、今のラグビースクールでのコーチとして活動している原点はここにあります。
私は、『自分の子どもが生まれたら絶対に一緒に遊んであげよう。一緒に何かしてあげよう。』と思ったのです。
『剣道を習え。』とか『ソフトボールをしろ。』と父に言われ、子ども心に嫌だった思いを自分の子どもには絶対に味合わせたくないと思い、『自分の子どもには、お父さんと一緒にやろう!!』と言ってあげようと誓ったのです。
そんな私に小学5年生の時に、重大な出来事が起こりました。
当時、泳げなかった私を心配した母が(そういう母も泳げません)私をスイミングスクールの夏休みの夏期講習に申込みをし、強制的に2週間通わされました。
周りは低学年の小さな子の中に、5年生で背が高い私は目立っていて、恥ずかしくて仕方ありませんでした。
やっとのことで2週間を乗り切ったと思ったら母から衝撃の言葉が。
『9月から毎週水曜・土曜の週2回クラスに申し込んできたから、一人で行きや。』
ショック!!私は抵抗しましたが、完膚なきまでに撃沈し、結局通うことになりました。
一番下の級は、確か16級だったと思います。またまた小さな子の中に大きな子が一人。
そこで私が感じたのは、『恥ずかしい、早く腰の浮き輪みたいなのを外したい。早く進級したい。』
その一心で練習していると、クロールが出来るようになり、平泳ぎ、背泳、バタフライまで出来るようになり、選手育成クラスにまで進級していました。
その頃、進級していく度に私は気付いていたのです。
『頑張ってたら出来るようになれるやん。』
当時は性格も明るくなってきて、活動的になってきていた頃、もう一つの出来事が起こります。
それがラグビーとの出会いでした。
5・6年生の担任の先生が元ラガーマンの先生で、体育の事業で初めてラグビボールに触ったのです。
その時、野球やサッカーが上手な同級生たちが、ラグビーボールに手こずっている姿を見ながら、天邪鬼な私が思ったことは、『ラグビーって面白そうやな。みんなが出来へんこのスポーツ始めよう。』
タイミングよく、テレビでは『スクール☆ウォーズ』も放送されており、大学では同志社大学の大学選手権3連覇・社会人では新日鉄釜石の日本選手権7連覇でラグビーの人気もあった時代でした。
その頃は、40代になってもラグビーを続けているとは想像もしていませんでしたが、私の将来は小学生の時に決まっていたのでしょうか。
『子どもの成長のためには、子どもと一緒に大人も努力しなけらばならない。』と気付かせてくれた父。
『一生懸命努力すれば、必ず出来るようになる。』と思わせてくれた母。
『ラグビーの素晴らしさ』を教えてくれた先生。
その全ての出来事が小学校時代に起こっているのです。
そのことから、子どもはちょっとしたきっかけで将来の夢を抱いたりするのです。
その夢を実現させてあげる為には、両親をはじめ周りの大人たちの協力が必要です。
その為に、大人は子どもとコミュニケーションを取りながら、健全な家庭環境を構築し、子どもの進むべき道を正しい方向へと導いてあげなければならないのです。
いつもご愛読ありがとうございます。
二つのブログランキングに参加しております。
どちらもクリックで応援いただけますと幸いです。
近々で『子供のやる気を引き出す為の10ケ条』のメール講座を開始予定です。
乞うご期待です。
育児に関するカウンセリングを対面・電話・メールで受け付けております。
カウンセリング(コーチング)の詳細はこちら