子供がやる気を無くす話し方

『なぜ』という質問には注意が必要

5W1H(When=いつ、Where=どこで、Who=だれが、What=なにを、Why=なぜ、How=どのように)はオープン・クエスチョンだと述べましたが、5WのうちのひとつのWhy(なぜ)を使った質問をする時は注意が必要です。

『なぜ』を使うと、質問ではなく、相手をとがめる『詰問』なってしまうことがあるからです。

『なぜ』は相手に説明を求める質問であると同時に、責任を迫る意味もあります

大人が子どもに『なぜ遅刻したのか?』と訊いたとします。ここで大人が言いたいのは、『遅れてきてはいけない』ということですが、こんなときに『なぜ』を使うと、単に上下関係を使って相手を畏縮させるだけです。

子どもが『道を間違えた』と答えたとしたら、『言い訳をするな!!』となるでしょう。

これでは質問の意味がありません。

大人は、子どもとの関係に不安を持っている時、このようにあえて上下関係を強調し、『なぜ』を連発したがるのです。

逆に『なぜ』はその使い方さえ心得ていれば、子どもに考えさせる時に使うことができます

例えば第三者のことを話すときや、かなり過去のことを話すときなどには有効です。

『勉強の成績が良い、〇〇くんを思い返してごらん。彼ならどうするだろう。なぜ彼はそうするんだと思う?』

『君はすごいプレーをしたけど、なぜあの時、ああしたの?』

 

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